テレビアニメ「異世界マンチキン ―HP1のままで最強最速ダンジョン攻略―」が、2025年10月から放送されることが発表された。原作は青桐良・志瑞祐によるコミックで、講談社の「水曜日のシリウス」にて2019年2月から連載されており、既刊は全11巻。
物語は、主人公・桐原行人が妹の佐奈と共にドラゴンに襲われ、剣と魔法の異世界「エバーワールド」に転生するところから始まる。その際、世界の真実と構成を司る神ネフィリアが持っていた「世界書(ワールドマスターズガイド)」を強奪するが、代償としてHPが常に1になる呪いを受けてしまう。行人は異世界に共に転生した佐奈を探すため、本来の優しさを封じて非情に徹しようとする。
「世界書」には、この世界のすべてが記されており、住人の筋力、敏捷力、耐久力、知力、判断力、魅力といったステータスや、装備品、使用可能な呪文などが、「ダンジョンズ&ドラゴンズ」のキャラクターシートのように記載されている。
なお、「マンチキン」とは、パソコン通信時代に生まれたテーブルトークRPGのプレイヤーを分類する用語で、日本ではルールブックの細部まで精通し、曖昧な部分や抜け穴を突いて、ゲームマスターの想定を超えた方法で勝利を目指すプレイヤーを指す。
公開されたPVでは、「ダンジョンズ&ドラゴンズ」を実際にプレイする実写シーンからアニメの内容紹介へと移行する構成となっている。本作はウィザーズ・オブ・ザ・コーストの協力を受けて制作されており、公式サイトでは「ダンジョンズ&ドラゴンズ」日本語版翻訳者の一人として知られる柳田真坂樹氏によるコラムが連載されている。第1回では、本作が題材とするテーブルトークRPGについて解説されている。
外部サイト
TVアニメ「異世界マンチキン」公式サイト