2024年の「アスドール・フランス年間ゲーム大賞(As d’Or – Jeu de l’Année)」が2月23日に発表され、宮野華也氏の「ナナ」(フランス語版名称「TRIO」)が大賞を受賞した。日本人の受賞は初となる。授賞式の模様はYouTubeで配信されている。
「アスドール・フランス年間ゲーム大賞」は、1988年から始まった歴史あるボードゲーム賞であり、毎年2月に南フランスで開催される「カンヌ国際ゲームフェスティバル」にて発表される。今年は、ノミネートされた12作品の中から「ナナ」の海外版「TRIO」が選ばれた。
「ナナ」は「同じ数字のカードを3枚当てる」ことを目指すカードゲームである。神経衰弱に似たルールを持つが、場札のほか、自分や他のプレイヤーの手札を公開させることもできる。3枚同じカードが揃えば勝利となる。なお、手札から公開する場合は、最も大きな数字か最も小さな数字のカードしか公開できない。
フランスでは、日本のアニメが広く放送されている影響もあり、同大賞にはこれまでも日本人作品がたびたびエントリーされてきた。今年は「ナナ」のほか、「キャット・イン・ザ・ボックス」もエントリーされていた。
外部サイト
カンヌ国際ゲームフェスティバル(英語)
アスドール・フランス年間ゲーム大賞(英語)
みやの@ゲームデザイナー – X(旧Twitter)