聖刻シリーズの原点ともいえる「狩猟機1092(モビリア1092)」が、毎週1ページずつ公開されている。現在は「SECT.1 凤ーフェンー」のAcrobat PDFファイルが公開されている。イラストは幡池裕行、ストーリーは花園由宇保、企画は伸童舎が手がけており、朝日ソノラマが発行していた小説誌「獅子王」の1986年9月号に掲載された作品となる。「SECT.2」の公開は2025年6月20日を予定している。
聖刻シリーズは、「操兵」と呼ばれる巨人兵や「練法師」と呼ばれる妖術師たちが、架空の大陸「アハーン」で活躍する本格ロボットファンタジーである。1980年代から1990年代にかけて、風来坊フェンが幼なじみリムリアの誘拐事件をきっかけに、父の形見の操兵ヴァシュマールを駆って壮大な冒険を繰り広げる英雄譚を描いた小説「聖刻1092」や、アハーン大陸を舞台にしたテーブルトークRPG「ワースブレイド」などが展開された。「狩猟機1092」は、「獅子王」において1986年9月号から6回にわたり連載されたイラストストーリーである。