H・P・ラヴクラフト評伝「世界と人生に抗って」文庫版、河出書房新社より8月6日発売

クトゥルフ神話の創造者であるH・P・ラヴクラフトの生涯と作品をつづった「H・P・ラヴクラフト: 世界と人生に抗って」が、2025年8月6日に文庫本として発売される。著者はミシェル・ウエルベック、翻訳は星埜守之。スティーヴン・キングによる序文「ラヴクラフトの枕」も収録される。発売は河出書房新社で、河出文庫として刊行される。価格は税込1,100円。本書は2017年に単行本として国書刊行会から発行されたが、現在は入手困難となっていた。

小説・漫画・映像・ゲームに大きな影響を与え続ける架空の神話体系「クトゥルフ神話」。本書はその創造者であるホラー作家ラヴクラフトの生涯と作品について、SF長編「素粒子」や自ら監督を務めて映像化した「ある島の可能性」で知られるフランスの小説家ミシェル・ウエルベックが書きつづったエッセイとなっている。